本家SCHDとは?|14年連続増配ETFを解説

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クマっち

「楽天SCHDって最近よく聞くけど、そもそも元になってるSCHDって何なんだろう…」

ふくりん

「私も気になって調べてみたんですが、楽天SCHDを辿っていくと、必ず本家のSCHDに行き着くんです」

SCHD(シュワブ・米国配当株式ETF)は、長く配当を払い続けてきた米国株を集めた人気の高配当ETF(上場投資信託)です。楽天SCHDの強さを支えているのは、実はこの本家SCHDの実績です。

この記事では、本家SCHDの仕組みと実績を、運用会社や指数の公式情報をもとに整理します。読み終わるころには、楽天SCHDの強さがどこから来ているのかが分かるはずです。

目次

SCHD(本家)とは?基本情報を解説

SCHD(本家)のティッカー・設定年・連続増配年数

SCHDとは、長く配当を払い続けてきた米国株を集めた米国ETFです。運用しているのは米国の大手金融グループ、チャールズ・シュワブ。基本スペックを先に表で整理します。

項目内容
正式名称Schwab U.S. Dividend Equity ETF
ティッカーSCHD
設定日2011年10月20日
連動する指数Dow Jones U.S. Dividend 100 Index
経費率年0.06%
組入銘柄数約100銘柄
30日SEC利回り3.13%(2026年8月26日時点)
2026年8月時点の公表値

出典:Schwab Asset Management(SCHD商品ページ)

ETF(上場投資信託)とは、株式のように証券取引所でリアルタイムに売買できる投資信託のことです。

増配とは、企業が配当金を前年より増やすことです。

SCHDは2011年に設定され、2012年以降は毎年欠かさず増配してきた実績があります。長期にわたって配当を伸ばし続けているETFです。

出典:Stock Analysis(SCHDの分配金支払い履歴)

クマっち

「14年も連続で増配してるって、けっこう珍しいことなの?」

ふくりん

「私も調べてみて驚いたんですが、株価も配当も景気に左右されやすいので、これだけ長く増配を続けるのは簡単ではないんです」

SCHDは、あらかじめ決められたルール(指数)に沿って銘柄を選ぶ設計です。運用会社の裁量で銘柄を選ぶわけではないので、選定の基準がぶれにくいのも特徴です。まずは「長く増配を続けてきた実績のあるETF」という点を押さえておきましょう。

SCHDの強さ|配当も株価も両方伸びる仕組み

過去10年の配当成長率と設定来の年平均リターン

SCHDの最大の特徴は、配当を増やしながら株価も伸びていくという珍しいバランスにあります。

連動先の「Dow Jones U.S. Dividend 100 Index」は、まず10年以上連続で配当を払ってきた米国企業だけをふるいにかけます。そのうえで、財務の健全性・収益性・配当利回り・過去5年の増配率という4つの指標でスコアをつけ、上位100銘柄を選びます。

この銘柄選びは年1回見直され、基準を満たさなくなった企業は入れ替えられます。だから「質の高い配当株」の集まりが保たれます。

出典:S&P Dow Jones Indices「Dow Jones Dividend Indices」インデックス・メソドロジー

クマっち

「配当も株価も両方って、そんなにうまい話があるの?」

ふくりん

「私も最初は疑ったんですが、この銘柄入れ替えルールを知って納得しました」

利回りとは、投資した金額に対して、年間でどれだけ収益が得られるかを示す割合(%)のことです。

利回りの高さだけを狙った銘柄選びだと、配当は多くても株価が伸びにくい、というケースが多い印象です。SCHDが目指すのは、その逆の組み合わせです。

指標(過去実績)おおよその数値
過去10年の年間配当成長率年 約10%
設定来(2011年〜)の年平均リターン(分配金込み)約13%
30日SEC利回り3.13%
2026年8月時点。いずれも過去の数値で将来を保証するものではありません

出典:Schwab Asset Management分配金込みトータルリターン実績(配当成長率は分配実績からの概算)

この配当成長率の数字は、以前書いた楽天SCHDの記事で紹介した実績のベースになっています。

増配が続くからこそ、保有し続けるほど買った時点に対する実質的な利回りが上がっていきます。これを「Yield on Cost」と言います。

正直に言うと|利回りは低め、実績は将来を保証しない

他の高配当ETFとSCHDの利回り・増配のちがい

良いことばかりではなく、正直に書いておきたい点が2つあります。

  • 利回りは高くない:SCHDの30日SEC利回りは3%台で、利回り重視の高配当ETFと比べると見劣りします。
  • 実績は過去のもの:ここまでの増配率やリターンは過去の数値で、将来も同じペースが続く保証はありません。
クマっち

「利回りが低いなら、他の高配当ETFの方がいいんじゃないの?」

ふくりん

「一時的な利回りの高さより、増配と成長を両方積み重ねていく方針に納得して、私は楽天SCHDを選びました」

今の利回りだけを見ると物足りなく感じるかもしれません。ですが増配が続けば、同じ株数でも受け取れる配当は年々増えていきます。長く持つほど、今の利回りの低さは気になりにくくなる設計です。

ちなみに私は本家SCHDを直接持っているわけではなく、楽天SCHDを通じて間接的に投資している立場です。

楽天SCHDとの違い|買い方がまったく違う

本家SCHDと楽天SCHDの通貨・購入方法・NISA対応のちがい

本家SCHDと楽天SCHD(楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド)は、中身は似ていても買い方がまったく違います。

項目本家SCHD楽天SCHD
種類米国ETF投資信託
通貨米ドル建て円建て
買い方証券口座で個別に購入自動積立ができる
最低金額1株単位(数十ドル)100円から
NISA成長投資枠で購入可成長投資枠で購入可
楽天SCHDは本家SCHDに投資する円建ての投資信託。中身は同じ銘柄群です

NISA(ニーサ)とは、国が作った投資優遇制度で、利益が非課税になります。成長投資枠はそのNISAの中の一つで、個別株やETFなどを購入できる枠です。

クマっち

「じゃあ楽天SCHDだと為替の影響とかも受けるの?」

ふくりん

「はい、中身はドル建ての資産なので、円で買っても為替の動きの影響は受けます。その仕組みは楽天SCHD側の記事で整理しているので、気になる方はそちらもどうぞ」

ドルでの取引に慣れていない人には、円建てで100円から積立できる楽天SCHDのほうが始めやすいでしょう。どちらを選んでも、投資している銘柄群は同じです。

まとめ|本家SCHDの実績が楽天SCHDの強さの土台

14年連続増配・配当も株価も・利回り3%台の3つのポイント

この記事のポイントを振り返ります。
・SCHDは2011年設定。2012年以降、毎年欠かさず増配を続けている(経費率0.06%・約100銘柄)
・「Dow Jones U.S. Dividend 100 Index」に連動し、10年以上連続で配当を支払ってきた米国株から質の高い100社を選ぶ
・過去10年の配当成長率は年約10%、設定来の年平均リターンは約13%(いずれも過去実績)
・30日SEC利回りは3%台と低めだが、増配と株価成長の両方を狙える設計
・本家SCHDはドル建てETF、楽天SCHDはその円建て版で100円から積立できる

ここまで読んだあなたなら、楽天SCHDの記事で出てきた数字の背景がつながったのではないでしょうか。

毎月配当を作る具体的な組み合わせ方は、こちらの記事にまとめています。

本家SCHDの中身を知ったうえで、まずは楽天SCHDを少額で積み立ててみるところから始めてみてください。

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出典

  • Schwab Asset Management「Schwab U.S. Dividend Equity ETF(SCHD)」商品ページ(正式名称・設定日・連動指数・経費率・組入銘柄数・30日SEC利回り):schwabassetmanagement.com/products/schd
  • S&P Dow Jones Indices「Dow Jones Dividend Indices Methodology」(指数の銘柄選定ルール・年1回の見直し):spglobal.com(PDF)
  • 配当成長率・トータルリターンの数値は、上記運用会社の分配実績および分配金再投資ベースのトータルリターン実績(2026年8月時点)にもとづく概算です。

本記事は情報提供が目的で、特定の商品の購入を勧めるものではありません。数値は過去の実績であり、将来の成果を保証しません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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